昼間、だいぶ暑くなってきた5月6月。
ぐれちゃんが普段過ごしているぐれ部屋の気温も30℃を超えてしまい、本格的に暑さ対策が必要となってきました。
もちろん、エアコンもありますが、ここは我が家の特性を活かしたいと思います。
我が家の特性とは『玄関が涼しい』。
ぐれちゃん自身に涼しい場所を探してもらおうということです。
ということは、ぐれ部屋を開け放す、つまり玄関まで来れてしまうことになり、これは脱走というリスクが伴います。
ぐれちゃんの活動範囲を広げつつ、脱走防止策を取らないといけない。
そこで、我が家で選択した手段が『脱走防止柵』でした……ギャグじゃないよ
脱走防止柵設置場所案
案として候補に挙がったのは3カ所。
2.階段の1階部分
3.階段の2階部分
この中でまず「3.階段の2階部分」が候補から外れました。
デメリットとしてぐれちゃんの活動範囲が狭い(ぐれ部屋・寝室・廊下)だったからです。
そもそも、ここにはすでに簡易的なドアを作っていました。
このドアの問題点に風通しが悪いというものがあります。
柵に変えることで解消されるのですが、よくよく考えてみたらわざわざ2階に設置することはないな……と。
1階に設置したら少なくとも階段部分もぐれちゃんの活動範囲になります。
そして、次に候補から外れたのは「1.玄関の間口」。
ここが一番の理想だったのですが、問題は「間口が広い」。
さすがに2m近い幅を覆える柵はなかなか無いですし、なにより人間の利便性も激しく損なわれます。
ということで、「2.階段の1階部分」に柵を設置することになりました。
脱走防止柵の選定
ここに一番悩むかと思いきや、選択肢は2つでした。
条件として挙げたのが……
2.ぐれちゃんが登れない
まず、ホームセンターやペットショップを巡ったのですが、条件1すらまともにクリアできない。
大体がワンちゃん用で高さも100cm無いものばかり。
というわけで、ネットで探したところ理想のものがありました。
日本育児ペットセレクト事業部の「のぼれんニャン・バリアフリー」
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180cmの高さがあり、なによりぐれちゃんが登れそうにない。
フェンスタイプだと簡単に登ってしまうので、横渡しの補強棒が少ないのは助かります。
人気商品らしく、納品まで1か月とありましたが、逆に1か月でちゃんと届いたのでそこもよかったですね。
ではもう一つの選択肢は何だったのか?
コチラは玄関の間口でも対応できる大きさに作ってくれるオーダーメイド製品です。
しかし、我が家の玄関の間取りでは設置・利便性の面からデメリットが多いと判断しました。
脱走防止柵設置
待つこと3週間。6月納品分とあったのですが、5月末に届きました。
あれ?意外に小さい?軽い?
ちょっと不安になりつつ開封。
なるほど、かなりコンパクトに梱包されています。
軽いと思ったのも、考えてみれば利点。
普段の開け閉めのやりやすさや、質量があることでの事故(手をはさむ)へのリスクも低くなります。
この製品は左右観音開きになっており、それぞれのポールも独立しています。
これが商品名にある「バリアフリー」。
床面に最小限の障害物しかできません。
組み立て
実際に組み立てる際、工具は必要としません。
はめ込み式やねじ込み式で作れます。
ポールを組み立て、柵を取り付けました。
柵は下部が固定長となり、上部で高さを調整します。
私は最大限高くしました。
赤線のところまで伸ばせます。
この写真は伸ばしすぎですね。
よい高さになったら右下のネジ穴で固定します。
設置
左右の柵を設置します。
突っ張りタイプなので、床や天井などに穴をあける必要はありません。
まずは、ポールを床~天井まで最大限伸ばします。
ストッパーが付いているので作業はしやすいでしょう。
後は、ポール上部を回して固定します。
突っ張り棒と同じ要領ですね。
ここで、ポールはなるべく「垂直」になるように設置するのですが、なかなか人間の目だけで垂直にすることは難しいです。
そこで、垂直を出すために用意したのがコチラ。
どこのご家庭にもある裁縫糸と5円玉(3枚)
5円玉の穴に糸を通して天井から吊るすと……
このように、簡単に垂直がわかります。
なるべくポールの近くに垂らして目安にすればよいでしょう。
最後に、ドアロックを付けて完成です。
ドアロックは好きな高さにつけることができますので、使いやすい高さにしてください。
ただ、ちょっと取り付けに力がいりますので手をはさまないように注意しましょう。
なお、下側のドアロックには猫さんが開けられないようにガードが付いていますが、今のところ使ってません。
設置完了
これで設置完了です。
我が家の壁は白いので馴染みますね。
これで、玄関の涼しい空気がぐれちゃんの活動範囲まで届きます。
※サーキュレーターが欲しくなってきた……
「バリアフリー」と名がつくだけあって、柵を開くとこんな感じ。
つまづいたり、枠を踏んで痛い目にあうこともなさそうです。
ちなみに、この開ききった状態で固定されます。
開ききらなかったら自動的に柵は閉まります。
便利な機能ですが仕組みはごく簡単。
柵の下部が斜めに切られており、重力で滑って柵が閉まるのです。
また、開ききったところに切り欠きが入っているので固定される。
個人的に萌えポイントなんですが、なかなか理解されません……
しばらく使ってみて……
脱走防止目的は完全に果たしてくれています。
ぐれちゃんもぐれ部屋だけでなく、寝室や階段でのびのびしています。
どうやら寝室のベッドがお気に入りのお昼寝ポイントになったようです。
ぐれちゃんは一人でいるとき、たいていはここで寝転んでいます。階段や玄関の音や動きを察知しやすいのかな?#猫画像 #猫のいる暮らし #猫好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/w2TJ1MI5Xs
— ぐれのわーる (@gurenoir) June 17, 2020
またうれしい副産物も。
家に帰ると、ぐれちゃんがお出迎えしてくれます。
「うなー」なんて言いながら、階段をトントンと降りてきてくれるのです。
これから本格的な夏に入ります。
追加の暑さ対策も必要になるでしょうが、ぐれちゃんにとって快適な空間を作れるよう工夫したいと思います。
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